2023年10月下旬から笑福亭鶴瓶さんが「徹子の部屋」で投資話をしたことや、日銀から提訴されたとのネットニュースが話題になっていますが、結論からお伝えすると「デマ」「ガセネタ」「フェイクニュース」であり、詐欺広告です。
サイトも巧妙に作られており、誘導されてしまうおそれがありますので安易にクリックしないよう注意しなければいけません。
それでは、詳しくみていきましょう!
【デマ】笑福亭鶴瓶「徹子の部屋」の投資話
結論からお伝えすると、笑福亭鶴瓶「徹子の部屋」の投資話をしたことは完全なデマです。
直近で笑福亭鶴瓶さんが「徹子の部屋」に出演したのは2022年10月6日で、なんと1年以上も前!
さらにその当時の放送内容を視聴したところ大きく分けて5つのエピソードがありました。
それがこちらです。
・奥様についてやお子様とお孫さまについて
・高層マンションやハワイでの住まいについて
・師匠の笑福亭松鶴さんとのエピソード
・1982年に当時30歳のアフロの髪型で「徹子の部屋」に出演した時の振り返り
・「七人の秘書」撮影時のエピソード
当時の放送を視聴して振り返っても、投資のお話は一切されていません。
放送を見れば完全にデマだとわかりますが、巧妙な内容や情報に騙されないように注意したいですね。
笑福亭鶴瓶さんや黒柳徹子さんにとっては、事実無根のフェイクニュースを流されて、怒りを通り越して、悲しさを感じているかもしれません。
さらに、日銀から提訴されている内容もフェイクニュースです。
鶴瓶出演「徹子の部屋」日銀から提訴もフェイクニュース
笑福亭鶴瓶さん出演の「徹子の部屋」が「日銀から提訴された」という内容もフェイクニュースです。
上の「投資話」自体の放送がなかったわけなので「日銀から提訴された」というのもフェイクニュースですよね。
さらに、該当のフェイクニュースサイトを見てみると、「日銀」という言葉が出てきたのが、以下の3回のみです。
・笑福亭 鶴瓶選手の生放送での発言で日銀が提訴
・その結果、日銀から直ちに番組の中断を要求される事態となりました。
・その後、日銀から電話があり、生放送を中止するよう要求さ れました。
さらに、該当のフェイクニュースサイトを見てみると「提訴」という言葉が出てきたのはタイトルの1回のみで、本文の内容とタイトルが合致していません。
そもそも「提訴」の意味とは、
訴訟を起こすこと。司法の場などに訴えを持ち込み、当事者間だけ以外のやり方で紛争解決を図るもの。
引用:Weblio辞典より
日本語で提訴とは「裁判所等で訴訟を起こす」意味ですが、
本文を見てみると、
・日銀から直ちに番組の中断を要求される事態となりました。
・その後、日銀から電話があり、生放送を中止するよう要求さ れました。
とあります。
これでは「提訴」とは言わず、ただの「中断の要求」…
これらのことから、「日銀が提訴」はフェイクニュースとわかります。
それでは、該当のサイトが詐欺広告だとわかる8つの理由を見てきましょう。
笑福亭鶴瓶「徹子の部屋」の投資話や日銀提訴のサイトが詐欺広告である8つの理由
笑福亭鶴瓶さんが出演したとされる「徹子の部屋」の投資話や日銀提訴のサイト自体が詐欺広告である8つの理由をピックアップしました。
・読売新聞の公式サイトではない
・URLが不自然
・メニューがクリックができない
・敬称(選手)が不自然
・徹子の部屋は生放送ではない
・笑福亭鶴瓶さんの服装が2022年10月出演時と同じ
・本文の日本語が不自然
・リンク先が一つしかない
順番に見ていきましょう!
読売新聞の公式サイトではない
笑福亭鶴瓶さんが出演したとされる「徹子の部屋」の投資話や日銀提訴のサイトを見てみると、読売新聞のサイトにそっくりです。
実際の読売新聞のサイトはこちらです。↓
非常に巧妙に作られていますが、右上の黄色い「新規登録」や「ログイン画面」などのメニューがないことがわかります。
他の記事や広告も出てないので、よく見れば違いがわかりますね!
URLが不自然
詐欺広告のサイトのURLは「https://octprofi.com/〜〜」で始まっていますが、公式の読売新聞オンラインのURLは以下です。
読売新聞の公式の個別記事についてはyomiuri.co.jpの後に数字やアルファベットが以下のように続きます。
https://www.yomiuri.co.jp/〇〇/△△
怪しいサイトにアクセスする前に「URL」も気をつけて見ないとですね!
メニューがクリックができない
詐欺広告のサイトは、以下の赤枠の箇所のメニューのボタンが一切クリックできません。
本来であれば別のページのリンクが貼ってあるのですが、全く別ページには進むことができません。
仕込んだ側が特定のサイトに誘導したい意図がわかりますね。
敬称(選手)が不自然
詐欺広告のサイトでは「敬称」があからさまに不自然です。
笑福亭鶴瓶さんは「選手」とつけれられています。
また、黒柳徹子さんの発言とされる内容では一人称を「僕」としています。
笑福亭鶴瓶さんは「選手」でもありませんし、黒柳徹子さんが「僕」というのも不自然です。
黒柳徹子さんは「あたくし」と言いますよね。
徹子の部屋は生放送ではない
生放送のテレビにて、笑福亭鶴瓶さんが「徹子の部屋」出演時に投資の話があったとされていますが、そもそも「徹子の部屋」は事前収録なので生放送ではありません。
徹子の部屋は「生放送感覚」を意識して”編集を加えない生放送スタイル”で放送しているとTV朝日の公式サイトで公言されています。
徹子の部屋はそもそもが”生放送っぽく”作られているんですね!
笑福亭鶴瓶さんの服装が2022年10月出演時と同じ
詐欺広告のサイトに掲載されている笑福亭鶴瓶さんの服装は2022年10月6日に「徹子の部屋」に出演した時と同じ服装です。
↓こちらが出演当時の「七人の秘書」の公式Xの投稿。
詐欺広告のサイトは2023年10月◯日となっていますが、実際には1年以上前の出演時のものです。
ぱっと見、騙されそうになっちゃいますね
本文の日本語が不自然
詐欺広告のサイトは日本語が不自然です。
例えばこちら。
・しかし、それは手遅れだった。
・このため、この記事を見たことのある方は、笑福亭 鶴瓶ご自身が提供しているリンクをご覧になることをお勧めします。
等、普通の日本人であればこのような言い回しはしないと考えられます。
普通に読んでいくと、不自然さに気がつきますね。
リンク先が一つしかない
詐欺広告のサイトは他の記事に進むリンクが一つしかありません。それが「Immediate Momentum」へのサイトのリンク先です。
安易に進むと、投資詐欺にあったり、個人情報を抜き取らる恐れや更に悪質なサイトに誘導される可能性もありますのでアクセスしないようにするのが一番重要です。
それでも、万が一、詐欺広告サイトに登録してしまったり、振込してしまったときの対応方法を見てみましょう。
詐欺広告サイトに登録してしまったときの対応方法
もし既にサイトに誘導され、お金を振り込んでしまったり、個人情報を入力してしまった際は、最寄りのサイバー警察局へ相談するようにしましょう。
著者も過去に家族から頼まれて買い物をしたところ全く品物が届かず、結果的に詐欺サイトだったことが判明したことがありました。
怪しいサイトでの買い物や投資などの儲け話は安易にクリックしないよう気をつけましょう。
怪しいな?と思ったら家族・友人・警察の順番に、まずは相談するのが一番ですね。
まとめ
最後までお読みいただきありがとうございました!まとめです!
まとめ
・笑福亭鶴瓶さん出演の「徹子の部屋」の投資話はデマ
・笑福亭鶴瓶さん出演の「徹子の部屋」の日銀から提訴もフェイクニュース
・笑福亭鶴瓶さん「徹子の部屋」の投資話や日銀提訴のサイトが詐欺広告である7つの理由
・読売新聞の公式サイトではない
・URLが不自然
・メニューがクリックができない
・敬称(選手)が不自然
・徹子の部屋は生放送ではない
・笑福亭鶴瓶さんの服装が2022年10月出演時と同じ
・本文の日本語が不自然
・リンク先が一つしかない
・詐欺広告サイトに登録や振込してしまったらサイバー警察局へ相談を。
今回取り上げた内容は、笑福亭鶴瓶さんをはじめ、黒柳徹子さんやタレントの方々としては、名誉毀損となりうる可能性もあり、悪質で許しがたい内容です。
芸能人を謳った悪質なサイトは今も多くありますので、ネットの悪質なサイトや情報には気をつけていきたいですね。
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