2022年10月1日にYouTubeにアップされた「アントニオ猪木さん」の「最期の言葉」がとっても身に沁みます。
この記事ではアントニオ猪木さんの「最期の言葉」の全文を紹介していきます。
アントニオ猪木「最期の言葉」全文紹介まとめ!

アントニオ猪木さん(以下、「A」と表記します。)と、インタビュアーの”SHOW”大谷安顕さん(以下、「S」と表記します。)の会話の模様を文字起こししています。
(途中、どうしても聞き取れないところは「〇〇△△□□」としています。)




S:猪木さんすごいいい部屋に住まれてますね
A:そうですか?
S:景色めちゃくちゃいいですし
A:景色がいいじゃ生きていけねぇよ(笑)
S:すごいいい場所ですよ、これ
A:富士山がね よく見える 今日はさすがに 向こうの・・・
S:ちょっと雲がありますけどね今日はね でも普段は富士山があそこにあるんだろうなっていう
A:まあ、文句ばっかり言ってちゃいけないから ありがとう、〇〇△△□
これだけ いろいろ〇〇△△△・・・本人しかわからないそういう状況でまぁ・・・うん




S:猪木さんYouTubeを一生懸命やりたいっていう話を聞いたんですけど、なぜですか?
A:別にやりたくない、やりたくないけどみんなやればいいじゃんって。何にもない。欲も何もまったくないんだから俺。欲がないというのは何の欲もない。金銭欲なのか女なのか色々そういう生きている事自体が何であるかみたいな
S:猪木さんはいまどんな毎日を送っていますか
A;毎日毎日天井を見上げて。何もない。話し相手もいない。天井に数あるけどあれを全部数えて。
S:どれをですか?何を?
A:(天井の木目を。)そのぐらいやることもあるようでない。ないようでいろいろ・・・
まぁそんなことで。だいたい見せたくないでしょ、こんなザマを、みんなに見せたくない、普通は。
だけど俺の場合、俺はこういう商売・・・だからあるがままでいいじゃない。そんなおんなじような道を・・・それでこういう状況がわかって、もう、みんなに見てもらって、弱い俺を。
しょうがないじゃん。そしたら反応が逆なのか同情っていうか
S:猪木さんのYouTubeチャンネルのコメント欄に見た人がいっぱいコメント書いてくれてるんですね。「ボクも元気がでました」と、みんなその猪木さんの姿を見て勇気をもらってるみたいですけどどうですか?
A:まぁそれもそうだし、、、そういうファンもいるということに自分はしっかりわかってなきゃいけないのかなと思います。
S:なんかあと今回撮影するにあたって、本当は別室で撮るつもりだったんですけど、猪木さんがありのままの自分を見てほしいのかなと「ここで撮りたい」という話を聞いて
A:まぁ見てほしいというと、どうもちょっと俺はね抵抗があるな 誰にも見てもらいたくないよ(笑)
S:(笑)見てもらいたくないんですね。




A:でもそれが、まぁこういう話題というかスタッフが考えたことと違う方法で世間がよく、記載というか、音声が、それは素直に自分がそうであれば、一生懸命答える場になればいいなと思ってる
A;舌も回らなくて言葉もまぁだから寝てても口を動かす練習をしてる
S:おぉ、練習してるんですか!
A:(口を動かす猪木さん)
A:もう一つの口のたべるほう、こっちがやっぱり胃が小さくなって。これはみんなが・・・もう食べたくないです。まぁでもまぁまぁ、美味しいものは本当になんだろうっていうぐらい全国から初めて撮れたなになに、珍しい何々を送ってくる。そういうのはね、手を付けないと悪いから、だけど晩飯は一人で食べるが一番つらい。
S:今は誰と食べられてるんですか、毎日。
A:いないね。たまにいるけど、みんなも忙しい。
アントニオ猪木の「最期の敵」とは




S:猪木さん今やりたいこととか何かあるんですか?このYouTubeもやりたいと言われて僕ら来たんですけど
A:もっともっと世界の環境問題。山ほどあるけど、今手近でやれること。それを世界のゴミを消していく。
このYouTubeにあげるのには説明がいる。
だからこれだけ汚してしまった地球をね、自分たちの手で、もう一回キレイに掃除をすべきだと。
まぁそれが今、世界に向けて猪木しかできないこと。「どうだー!」と大きな声が出せる日がもうすぐそこに来ています。




もう俺も80歳だから、もうそろそろ「猪木さんを楽にしてください」という人は誰もいないという。(笑)
S:まだまだ猪木さんに先頭走って欲しいです。
A:この「声」が一番、「俺の敵」なの
S:この声が敵なんですって(笑)
A:でも「敵」がいる限り いいじゃないですか(笑顔)






最期の「敵がいる限り、いいじゃないですか」のセリフは、猪木さんらしくて泣けますね。
アントニオ猪木さん、素晴らしい功績をありがとうございました。
アントニオ猪木さんの最期の本「生きるために闘う」のリンクもこちらにおいておきます。
↓今回の追悼の意をこめ、チェックされてみてください↓
まとめ
アントニオ猪木さん、素晴らしい活躍をありがとうございました。
アントニオ猪木さん、安らかにおやすみください。











